hocl 農園開墾日記<1>

我が家の近くに、知人の歯科衛生士さんの草ぼうぼうの畑がありました。
彼女は高松在住で、草刈りに困っているとのことでした。
同じ学校で非常勤講師をしていることがご縁で、そこを草刈り来ることになりました。

2回ほど草刈りをしたのですが、また、もとの黙阿弥。
もったいないので、畑にして使っていいですかと尋ねたところ、快諾して下さいました。

背丈ほどある草を刈って、2週間の様子。

2014.9.24.eそこを、<三つ鍬>一本で耕していきます。

2014.9.24.a

しかし、この畑は10年近く前にマルチという黒いビニールが前面の貼りめぐらされて、
そのビニールを突き破った草が根を張っております。

鍬を入れては、潮干狩りのように、マルチを除去していく作業が延々続きます。

2014.9.24.b

それでも少しづつ仕事をすれば、成果が見え!!
こんな仕事ができるのは、なぜだろうと考えてみると

歯石除去や歯根のルートプレーニングに
似た快感があるから
だと思います。

仕事をしながら、自然相手の仕事ですが、
歯周疾患保健管理のヒント満載!

片山恒夫先生が、歯周疾患の患者さんに
歯周ポケットの清掃として
超やさしいバス法を指導していたことが理解できます。
酸素を送り込むと、細菌層が変わり、嫌気性菌が減少するんですね。
よくわかります。
殺菌剤を安易に使うのではなく、生態系の力を見方につける!

畑仕事をしながらの思索は、結構楽しいです。

2014.9.24.c

上の写真の、色の黒い場所が本日の開墾場所。今日の仕事の成果です。
朝、日の出とともに仕事をし、シャワーを浴びて出勤する毎日。

最近、道を通りがかる皆さんが声をかけてくれます。
毎朝挨拶をしていると、顔なじみになっていくんですね。
作り方をアドバイスしてくれたり、苗を頂いたり。
「がんばりょんなー」
「大変やな―」

「よーやるわ!」感心されているのか・・・呆れられているのか・・・

しかし、ありがたいです。

2014.9.24.d

自然相手の労働を、<いのち>について考える
修行の場所にした、禅僧に納得します。

 

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