<訪問口腔ケア>の授業準備に追われる

<訪問口腔ケア>の授業が始まりました。
90分2コマ続きの講義と実習が、週に2回です。

この教科にテキストはなく、資料をこちらで用意しなければなりません。
そう、一から授業展開も考えなくてはなりません。
楽しくもあり、悩ましくもあり!

基礎は『高齢者歯科』『障害者歯科』『看護の基礎』『摂食嚥下リハビリテ―ション』
ですから、これらの教科書に目を通し
制度論も関係するから『衛生行政・社会福祉・社会保険』も
それから、クインテッセンスの『臨地実習HANDBOOK』・・・・
久々の教科書は、大変勉強になりました。

では、授業をどう組むか・・・・シラバスどうする・・・
先輩歯科衛生士さんの著書に助けられます。

牛山の本

おなじみ、牛山先生と白田先生ご著書

日本における歯科衛生士の訪問口腔ケアを、一歩づつ切り開いてきた先生方は、
訪問に出た私たちが、何に困るか熟知していらっしゃる。
ですから、痒いところに手が届く本です。

もう一冊お助け本が出版されました。
こちらは、高齢者の口腔ケアの現場で長年経験を積まれてから、
関西女子短期大学衛生士学科の教授になられた先生の書かれたものです。

濱元の本

濱元一美著 MCメディカ出版 2800円

学生教育の経験から書いているので、テキストに最適です。
しかし、今年の教科書選定はもう終わっているので、来年度のテキストにしたいと思います。

写真が多くて、わかりやすい。
例えば、車いすの取り扱いや、苦労する患者さんの移乗です。
学生さんにはもってこいですね。
今年の授業では、模擬患者体験を参考にさせていただきま~す!!

濱元さんは、とてもご縁のある方です。
昔々、クインテッセンスの全国保健指導媒体コンテストで、
濱元さんと私は、賞を頂いたのです。その時から20年のお付き合いなのです。
先月大阪で会った時などは、駅のホームで長時間歯科衛生士談義・・・・
お互いに話が止まらない。
電車がこなかったら、きっと朝までも語り合ってしまいます。

ところで<楽しく・わかりやすく・ためになる>、これが媒体づくりのコンセプトです。
『歯科衛生士のための口腔介護実践マニュアル』は、
そんな媒体づくりのこころが随所に感じらます。

日々思うことこの記事のURL