愛媛県・平成23年度歯科衛生士資質向上事業で
講演をさせて頂きました。
中尾先生の素晴らしい講演の後の講演は、プレッシャーでした。
なかなか思っていることが、伝えられないなぁーと
落ち込んでおります。
伝えたかったのは、
ナイチンゲールが看護を担う人間の在り方を問題にしたように
歯科衛生士としての人の在り方です。
ケアのための知識や技術は当然必要ですから、
他職種と同様に研修会は花盛りです。
しかし、口腔ケアを担う人間としての在り方は、
どこで・どうのように学べばいいのでしょうか・・・
生活の質と訳されるQOLを左右する口腔ケアですが、
Life は、生活だけではなく<生命><生活><人生><いのち>と
訳すことが出来ます。
であるならば、口腔ケアは
<生命>の位相における口腔ケア、
<生活>の位相における口腔ケア、
<人生>の位相における口腔ケア、
<いのち>の位相というか、
<いのち>の次元における口腔ケアについて考え、
相互の関係を整理しなければならないはずです。
この点の曖昧さが、講演のまずかった点だと思います。
次の課題がはっきりしてきました。