訪問口腔ケアで、患者さんの 爪と 耳垢は常にチェックします。
何故って、歯を磨けない方は、視力が落ちていたり、手が器用に動きにくい方が多く、
爪切りと 耳垢取りには 難儀されていますので。
介護士さんや看護師さんが来て下さっていても、
爪や耳垢は歯垢と同じで、毎日変化するものです。
気づいた人がケアして差し上げればいいと思いますね。
歯磨きも、皆さんに協力して頂いてますしね。同じことです。
しかし、たかが爪切りですが、歯磨き同様、難しいのです
では質問<爪を切る順番>、皆さんはどこから切っていますか?
どこから切るのがいいのでしょうか?
1、利き手の親指
2、利き手じゃない手の親指
3、利き手の小指
4、利き手じゃない手の小指
???答えは後半で???
NHKの<あさイチ>という番組で、爪の切り方が紹介されていました。
●指の爪をカットする場合は、真ん中ではなく、端から少しずつ、
大体5回くらいに分けてカットするようにすると、爪に負担がかからないうです。
●爪の長さは、爪の白い部分を1ミリくらい残す。
白い部分を切りすぎると、逆に炎症を引き起こしてしまうことにもなるので
注意が必要だそうです
爪を長くしておくのは、トラブルの原因になります。
●爪を切るタイミングは、お風呂上りが一番おすすめ。
理由は、爪はケラチンというたんぱく質でできおり、お湯につけると柔らかくなるので、 爪が切りやすいだけでなく、割れにくいそうです。
私も訪問の時は、足浴、手浴をしてから切っています。
●手爪は、指の形にそった形に切るのが良いそうです。
一方足の爪は、四角く切るのがおすすめだそうです。
●爪を切った後のヤスリは、一方向にサッサとなでるように軽くかけるのがよいそうで、
あまり強く削るとひび割れの原因になるので、注意が必要ということでした。
では再び質問<爪を切る順番>、どこから切るのがいいのでしょうか?
1、利き手の親指
2、利き手じゃない手の親指
3、利き手の小指
4、利き手じゃない手の小指
<答え>1、利き手の親指
<理由>爪を切るのには集中力が必要だから、
集中力のあるうちに、切りにくいほうの手から切るとよいのだそうです。
特に親指は、固くて大きいためカーブにあわしにくく、一番集中力を使います。
ホッホー、なるほどね。これは歯磨きにも応用できる考え方ですね!
一番磨き残しが多いところから、まず、磨く癖をつけて頂く。
私自身もそうしています。
1、最後臼歯の遠心&頬側
2、左側2番3番
諏訪田製作所の爪切りは、日本一 いえ 世界一だと思います。
切れ味がいいので、やすりの必要がないほど!!
いいものは美しいですね!