徳島の友人の歯科衛生士さんと、ジョイント講演会をしました。
そこで教えて頂いたのが、<ガムの威力>というか、<唾液の威力>。
参加者にガムをが配られ、皆でガムを噛みながら、
友人DHさんのお話しを聞きました。
配られたガムは、義歯の方もかめる『歯につきにくいガム』
私と歳が近い彼女は、口腔乾燥に苦しんだそうです。所謂、ドライマウス。
舌がピリピリ痛く、何をやっても改善しなかったのですが・・・・なんと
ガムを長く噛むという、簡単なことで改善したそうです。
しかも、口臭も気にならなくなったという、うれしいおまけつき。
介護予防教室や、ドライマウスの講演で紹介すると、大変好評です。
効果が上がるガムの噛み方を、「清く正しく美しく」と紹介しています。
清く・・・これは清貧。1個を長く噛む。
味がしなくなっても噛めるので、長く噛み続ける。
正しく・・・姿勢を正して、左右交互に噛む。
食事が片噛みの方は、普段噛まない側を意識的に噛む。
美しく・・・口唇を閉じて、モグモグ噛む。
食事も同様、クチャクチャ音を立てては美しくありません。
診療室でも、お勧めできるんじゃないでしょうか。
お歳を召されたかたは、結構つらい思いをしていることが多いです。
唾液は保湿剤・唾液が最高の洗口剤!ですね。
それから、特定保健指導をしている患者さんによると、
「清く・正しく・美しく・禁煙」も、ありだそうです。
「なんですか、それ?」と、尋ねたところ
「清く・正しく・美しく・ガムを噛んだら、1カ月は、タバコの量がへったで。」
「そうなんだー。すごいね!」
「わしは、清貧で、一粒1時間ぐらい噛んどるけんなー」
「正確には、清く・正しく・美しく・減煙、ですね。」
「そうやなー、ほんまの禁煙になったらええんやけど。」
「それ、成功したらすごいですやん。」
「禁煙は何べんかやったけどなー、むつかしで。」
「そうですよね、そう簡単にはいきませんよね。ダイエットと同んなじですね。」
「やめれたら、安つくわ。ガムは100円やけんなー。ニコレットやったら、2000円はするで。」
「ニコレットって、高いんですね。○○さん、結構、努力したんや・・・<笑>」
「そりゃー、わしやって、やめれるもんなら、やめたいけんなー」
「禁煙外来って、知ってる?」
「聞いたことはあるけど、行ったことはないなー」
「1ぺん行ってみたら?結局、一番安く禁煙できるみたいやで。」
「わし、病院はすかんけんなー」
・・・・・・・
さー、これからどうなるか??
毎月、特定健康指導に来る方ですから、来月が楽しみ。