気仙沼レポート2 避難所の様子

気仙沼の避難所で、皆さんの口腔内診査をしたり、
口腔はもちろん、それ以外の困りごと、心配事を調査してきました。

非難所

段ボールのつい立てで、個人のスペースが確保されています。簡易屏風ですね。

震災から六カ月以上たって、避難所では健康に過ごすための取り組みがされていました。

保健師、看護師、理学療法士、ケアマネさんが活動しています。
朝は全員でラジオ体操をし、また、毎日血圧測定の結果を記録します。
面白いことに、以前は1日朝1回しか歯を磨いていなかったが、
ここにきてから、毎食後歯を磨くようになった方がいました。
隣の人に勧められた&時間がいっぱいあるからだそうです。
また、美容士さん、マッサージさんも人気でした。

<私の耳に届いた声>
1、早く仮設に入りたい。いったいどのように、入所順番が決まっているか分からない。
  隣の岩手県に行けば仮設はあるが、地元から離れたくない気持ちわかります。
  仮設を立てる土地のないところは大変です
2、とにかく、これから先のことが心配。
  話を聞いてあげることしかできません。 
3、食事が辛い。朝の菓子パン。毎日ほとんど同じ油もののおかず。
  作る方の事情もよくわかるので、辛いね。
4、ほとんどの人が、仮設に来てから血圧が高くなっている。
  ストレスは万病のもとですね。
5、夜眠れないので、多くの方が睡眠剤を飲んでいる。
6、便秘になっている。
7、非難所内での人間関係にいら立っている。規則を守らない人がいる。
  人間3人寄れば文殊の杖でありますが、どこでも人間関係は難しい
8、言えんけど、ジュースよりビールがほしい。
  <枕元にたくさんのジュースが積まれていました>きっと私もそう思う!
9、思いっきり、たばこが吸いたい。精神安定剤になるのではないかしら?

 

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