香川県歯科医療専門学校の1年生に、毎年恒例の100パーセント磨きを体験しもらう実習のお手伝いをしています。
実習は、きっとどこの学校も同じだと思います。
歯垢を赤く染めて、チャートにマーキングし、それを歯ブラシ1本で除去する。
除去できれば、また染める。
ここで学生さんたちは、本当に歯を磨くことの難しさをしみじみ体験するのです。
卒業しただれもが、この授業を忘れることができないといいます。
第一日目は、プロスペックの液体を使用し、2度染めの時は、プロスペックジェルを使って100パーセント磨きに挑戦しました、この学生さんは、なかなかブラッシングできない。
1時間くらい、七転八倒していました。
理解が悪いとか、単に不器用であるとかではなく、歯並びが悪いとかでもありません。
身体調和で少し体を触って、口腔のマニピュレーションをしました。
そして、この写真は第2回目の授業のあとの考察です。
今回は液体による2TONEと錠剤で染め出しを行いました。
前回の授業の時は100%磨けるまで、約1時間半以上かかりましたが、今回は30分くらいで
終わりました。前回の授業のときに、100%磨けるまで1時間半もの時間がかかることに驚き
があったので、その日からいつもより意識して磨くようになった結果だと思います。
今回使用した2TONEの染め出し液は、新しいプラークは赤色、古いプラークは青系に染まるという特徴があり、歯科医院で歯の清掃をするときに、衛生士にとっても色で見分けがつくうえに、患者さんにとっても分かりやすく説明ができる、役立つ液体だということが分かりました。また、錠剤は、集団に対して使う、また、子どもが自分で使いやすい利点がありました。いろいろな染色法があるので、場合によって使い分けられるもので便利だと感じました。
前回の授業のとき本田先生が頬が固いと言われたので、それから、頬をほぐしたり、姿勢を直したりと努力をしています!頬をやわらかくして歯ブラシが奥まで届くように頑張りたいです。
この学生さんは、猫背で首、肩のコリがあり、口腔の周りの筋肉がカチカチでした。
最後臼歯遠心面はもちろん、上顎6・7番の教則歯頚部に歯ブラシが入らない。
身体を触ると、こんなにブラッシングが変わるのは、訪問歯科で歯磨きしているような経験でした。身体調和は、赤ちゃんはもちろん、高齢者、自分自身の生活しやすい身体作りになります。それは健康につながる身体の使い方の基本となることだと確信しました。
我が家の猫や犬たちは、セルフ身体調和している感じです。