歯科用薬瓶

私は1958年生まれ。最も虫歯の多い世代だと思う。
子ども時代は、おやつにお菓子を食べても、歯磨きは儀式的でした。
朝起きて、1回だけ歯を磨き、その後朝食というパターンです。
もちろん、親から仕上げ磨きなどはされた記憶はありません。
歯磨き剤にフッ素は入っていないし、
子ども用歯ブラシの大きさだって、今の大人用位あったと記憶しています。

虫歯パラダイスの時代。
小児歯科ができたとき、妊婦さんは生まれてくる子供の歯科治療のために
予約を取ったという話を聞きました。<真面目にです。>

ですから、私は小さいころから、虫歯治療で歯科医院には度々足を運びました。
また、機械器材は現在とは比べ物にならないくらい悪かったと思います。
充填物も・・・・
前歯は最初、シリケートセメント充填でしたが、
その後詰め替えるたびに、コンポジットレジン・・・・次々に新しいものが出てきました。

歯科医院へ通院するのは、大嫌いでした。
拷問を受けに行くような気分でした。
痛い、音がまた痛みを助長するし・・・・あぁぁ~いやだー
<その代わり、カリエスフリーの歯科衛生士さんより
         患者さんの気持ちはよくわかるかも?!>

そんな治療を受ける中、興味深く様々な創造を掻き立てるものがありました。
何が入っているのだろう?
美しい瓶、欲しいな。私の机の上に並べることができると幸せな気分になるだろうな。
それは、

薬瓶

歯科用薬瓶

歯科衛生士になって、一番にこれを買いました。
今でも、これは私の宝物なのです。
実に美しく、何となくフェノールのにおいが漂ってくり感じがします。

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