健康相談のため、本島のある自治会に行きました。
集まって来たのは、70歳代の方がお3人で、
後は、90歳代です。最高年齢は97歳。
すごいのは、歩いて、ぞろぞろマイカーでいらっしゃる。
さらに、皆さん独居で、畑も作っているそうです。
また、お店を営んでいる方もおりました。
年季の入ったものがあり、新車あり、形も様々です。
健康相談が始まったら、元気な声が轟きます。
なぜなら、超耳の遠い方がいらっしゃるので、
彼女とコミュニケーションをとるためには
お腹の底から声を出さなければならないのです。
それぞれが、思い思いに大きな声で、お話しして下さいます。
一時は大合唱状態でした。
互いに、褒めたり、たしなめたり、本音トークが飛び交いました。
こちらは、大笑いさせていただきました。
パンフレットをお渡しして、私が老眼鏡をかけて読もうとすると
「こんなん、メガネかけて読んでどうすんナ!」
気づくと老眼鏡をかけて読んでいるのは私だけ。
皆さん、そのまま読んでます。
私が、以前ここで相談を受けたのはちょうど3年前、平成21年でした。
その時の記録を見ながら、相談を受けると・・・
「前にここに来た人がくれた歯ブラシで、言われた通り磨いたら、血が出んよになったで」
引きしまった歯茎に、黒光りした残根がしっかり並んでいます。
「新しい入れ歯つくったよ。入れ歯ブラシもこうたよ。」と言って下さたのは
前回、「もういつ死ぬか分からんから、入れ歯はこのままでいい。」と言っていた方。
皆さん、3年前より口腔内は、若返っていました。
また、口腔内が乾燥している人がいませんし、むせる方もいない。
間違い、70代の方は、口腔内が乾燥していました。
私が「皆さん、人生でいつが幸せでした?」と尋ねると、
90歳代全員が、「そりゃー今やな・・・心配がない。幸せやなぁー」
次に、「その元気と、充実感の源は何でしょうか?」と質問すると
「体動かして働くことやな!」
最後に「誤嚥性肺炎予防に、寝る前は口腔ケアして下さいね」と言いますと
ある方が「もう、肺炎になるなら、肺炎になってもええやろ。なんぞで死ぬわ!」