日本歯科衛生士会会長賞のメッセージに感動

KDH(香川県歯科衛生士会)だより<特別号>が送られてきました。

令和2年度活動報告、学生部門(日本歯科衛生士会会長賞)を授与した学生さんのメッセージが
素晴らしかったので、ご紹介したいと思います。

穴吹医療大学校 前田さくらさん

(前略)
専門学校に入学し学ぶまでは、歯科衛生士とは歯医者さんで歯のクリーニングをする人、というイメージしかありませんでした。しかし、それは大きな間違いで、歯科衛生士は乳児から高齢者、健康な人から全身疾患のある患者さんまで、様々なライフステージに応じて健康増進、歯科疾患予防、重症化予防の為に患者さんに応じた口腔衛生、口腔機能管理をしていかなくてはなりません。口腔は全身の比率からは小さな器官ですが、全身の状態と直結し生命と健康、生活の質を維持する上でとても重要な役割を果たすことを知り、学べば学ぶほど奥が深く、歯科衛生士の使命大きいものだと知りました。今後も幅広く知識を取り入れ、技術を磨き、日々精進して参ります。

穴吹医療大学校 伊藤さつきさん

(前略)
臨床実習を通して患者様と関わることで、不安をもって来院される患者様一人ひとりに合った治療や歯科保健指導を行う難しさを経験しました。知識・技術を持つことは歯科衛生士として働くにあたりとても重要ですが、患者様に寄り添えるために何ができるかを考え続けることが必要だと学びました。そして口腔だけでなく患者様を取り巻く環境まで配慮し、健康を支えていきたいと思うようになりました。
3年間で得たたくさんの学びと出会いを糧として、今後はすべての人に対して「口福の女神となれるよう日々努力を重ねていきたいと思います。

教育年限が3年制になり、歯科衛生士教育がいかに広がり、また深まっているかということが伝わってきます。それに応える学びの姿、また若々しい純粋な感性がまぶしく!うれしい!

私にとっては、歯科保健指導の講義をした最後の学生さんです。
とてもうれしかったので学校の先生に電話をしました。

「すごいやろー。文章に教員はまったく手を入れていないのになー。」とのこと。
私はてっきり先生方のアドバイスがあったのかと思っていました。

「教育って大事だねー。」

「だから、怖いとも言えるなー。」

特養での臨地実習指導が来月9月から始まります。
実習指導の学生さんを受けるのは、準備、レポートチェックなど、手間がかかります。
しかし、若い学生さんと関わることで、
私の感性もリフレシュできるのではないかと楽しみです。

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