今日は日曜日ですが、いつものように口腔ケア、直接訓練をしました。
そして、家族の方に、毎日夜寝る前に口腔内清掃をしていただくことをお願いしました。
夜、それをして下さるのは息子さんですから、その方法を伝えました。
負担がかからない、簡単な方法をお話ししました。
息子さんは普段お仕事ですから、休日にお伺いして、説明させていただきました。
えっ!? そこまでするのと思われたでしょうか?
F・ナイチンゲール『看護覚え書』 3、小管理 P64 には、次のように書かれています。
あなたがそこにいるとき自分がすることを、あなたがそこにいないときにも行われるように管理する方法」を知らないならば、その結果は、すべて台無しになったり、まるで逆効果してしまうであろう。・・・・・
不思議に思われるかもしれないが、こうしたきわめてわかりきったことについて考えの及ぶ人が、比較的稀なのである。
またP75には
病院においても家庭においても、責任者は誰も、つぎの簡単な自問を頭に入れておこう。それは(どうしたら自分のなすべきことが自分でできるか、という自問では≪なく≫)、なすべきことがいつも行われているようにするために、自分はどのような対策を講じることができるか、という自問である。
口腔ケアの方法について、ケアプランを立てて文書で伝達しても
なかなかいまく実行されません。百聞は一見に・・・・なのです。
また、私も安心です。
家族の方にとりあえず使っていただくのは、SSの歯ブラシだけです。
ホームケアは、たまの100点より、継続される60点の方が重要です。
と、私は考えています。
私たちが行うのは、週1回の100点!
ホームケア、プロフェショナルケア、どちらにも意義と限界がありますね。