摂食嚥下指導

「<摂食嚥下指導>をするんですか?」

「すごいですね、即、命に関わるから大変ですね。
怖くないですか?」

仕事を見学にいらした歯科衛生士さんに、時々言われます。

摂食嚥下指導って言っても、なにも、命がけの直接訓練がすべてではありません。
ただ、シーティング・ポジショニングを整えることだって大切な指導です。
直接訓練は歯科医師が横にいないと、怖いですね!

この写真は、先週行った施設の食事利用者さんが食事している様子です。

ベッドの食事

介護現場で時々みかける 辛い 食事姿勢!

これをちょっとアドバイスするのも、摂食嚥下指導です。
すると、苦しい食事が 美味しい食事にかわるのです。

施設訪問では、口腔ケアの依頼があった方の口腔清掃だけではありません。
時々、食事時間にお邪魔して、皆さんが食事する様子を見ています。
これは、ちょっと工夫した方がいいなーと思ったら、
食器の位置を見やすい位置に変えたり、傾きを変えるなど、
お箸の選びかたとか・・・・
些細なことですが提案するのです。

時には、施設の方に上の写真と同じ姿勢を取ってもらって、食べてもらいます。
「うわー!えらー!」素直にそう感じて頂ければ、改善して頂けます。

しかし、「あの人、また文句言いにきたで」と思われたなら
私がいる時と、いない時の様子が全く変わる結果になる。すると、本当のことが分からなくなるので、かえって危険です。

施設の指導では、私が施設にいて、洗面やベッドサイドの
掃除や片づけをしていても、誰もが違和感を持たなくなったらしめたもの。

日々思うことこの記事のURL