卒業生から電話がありました。
「4か月になった子どもが、指しゃぶりをするけど、大丈夫かな?
先生が保健指導のとき、なんか、
いい指しゃぶりと悪い指しゃぶりとかの話をしよったやんか
あれ、どういうことやったのかな?」
指しゃぶりは、基本的に3歳くらいまでは特に心配はいりません。
最新歯科衛生士教本に『歯科予防処置論・歯科保健指導論』P260には
次のような表が載っています。
この本は、2011年5月に出版されたものですから、
卒業生は目にしていないと思います。
私の授業も、だいたいこれに沿ったものだったと思います。
小さいお子さんにとって、指しゃぶりはいろんな意味があります。
まして、赤ちゃんにとっては、とても大切なことなのです。
20年くらい前のことです。私が1歳半健診で、
「この時期の指しゃぶりは全く心配いりませんよ。」と
お母さんにお話ししていたら、ある先生に大変叱られたことがあります。
「なんという指導をしているんだ、歯列不正になるだろう!」と・・・
なんだかな・・・・
今なら上手に先生とお話しできるんだろうけど
若い頃の私は、他職種の皆さんと住民の皆さんの前で叱られたことで頭がいっぱい
何も言えないまま、気まずい空気で仕事をしたのを覚えています。
お母さん、頑張って下さい。
子育ての一つ一つの経験が、いい歯科衛生士になっていく勉強ですね。
『指しゃぶり・・・』 への4件のコメント