丸亀港から船に乗り、広島へ、そして小手島港を経由し
<小手島>の子どもは保育園児さんが一人です。
その給食が、船で運ばれていました。
<小手島>の次は、<手島>。
周囲7キロ、住人35名の<手島>で、歯科保健相談をしました。
保健師さんの健康相談のあと、歯科衛生士による個別歯科保健相談を実施しました。
最後に、皆さんにお話しをして下さいと言われたのですが・・・・
いや、私の方こそ、皆さんの話しを聞きたい!!
皆さんが、80年、90年、つつがなくこの島で日々を暮らせているのは
どうしてなのだろうとおもったのです。
「皆さんの健康のために何か飲んでいますか?」
2/3の方は、「特に何も」
「グルコサミン・コンドロイチン・・・・」など
同行していた保健師さんは「青汁」<笑>
「ここは空気がいい。」
「歩いています。」
「規則正しい生活をしているよ」
「規則正しくね・・・私には難しいな・・・・」
「島にいると、自然が規則正しくしてくれる」
「なるほど!」
「味噌汁を欠かさない」
「肉や魚も食べるが野菜をよく食べるね。」
「わしは、90歳だが今も耕運機を使っとる」
「ところで、花粉症はどう?」
「ないなー」
「へー、私は薬を飲んでいるし、まわりの人はしんどそうよ」
「この島で、花粉症は聞いたことがないなー」
「すごいゾ、島パワー」
「あの、○○さんは、島の人みんなの竹ぼうきを作ってくれる、かごも」
「○○さんが作ったのは、買ったものよりじょうぶやな」
○○さんの箒作りはボランティア
様々な話しが飛び交うのです。
「だんだん、人が少なくなったなー」
「少なくなって何が変わりましたか?」私が尋ねると
一人の男性が「少なくなって、皆の繋がりが強くなった」
「送るときは島の人全員で送るんです。」
4年前に都会から帰って来た、親子(90歳代のお父さんと、60歳代の息子さん)
お父さんは、4年前より元気になったそうです。
息子さん曰く「都会に比べて、ストレスがない!」
しかし、急な病気のときは心配だそうだ。
健康相談で、私が伝えたことの、何倍も教えられた1日でした。