香川県歯科医療専門学校の戴帽式に参列した。
自分自身の学生時代を思い起こしてみると、
この、戴帽式が最も感動的であったな~。
ーやわらかいキャンドルの光のもとで<歯科衛生士の誓い>の言葉を読んだ瞬間ー
私たちは、将来歯科衛生士として、歯科疾患の予防および口腔衛生の向上のために、
歯科医師を扶けて、その任務を忠実に守ります。
ここに臨床の場に臨むにあたり、特に次のことを誓います。
1、常に自分の最善の力を尽くして、歯科衛生の向上に努めます。
1、技術を磨き、知識を吸収することに努めます。
1、常に勇気をもって、自分の学んだことを実行します。
1、歯科医師の指示を忠実に守り、共同のもとに仕事をすすめます。
1、診療の機会に見聞した患者の秘密は守ります。
ところで、このキャンドルはかつて戦地で毎晩見回りを行ったナイチンゲールにあやかったものです。看護学校の載帽式では、ナイチンゲール誓詞が読み上げられます。
われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん。
わが生涯を清く過ごし、わが任務を忠実に尽くさんことを。
われはすべて毒あるもの、害あるものを絶ち、悪しき薬を用いることなく、
また知りつつこれをすすめざるべし。
われはわが力の限り、わが任務の標準を高くせんことをつとむべし。
わが任務にあたりて、取り扱える人々の私事のすべて、
わが知りえたる一家の内事のすべて、われはヒトにもらさざるべし。
われは心より医師をたすけ、わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん。
この誓詞はナイチンゲールが自ら作ったものではなく、ナイチンゲールの偉業を称え、その教えを基にアメリカ・デトロイト市のファランド看護学校の校長リストラ・グレッターを委員長とする委員会によって、「ヒポクラテスの誓い」にならい作詞されています。
そして、ナースキャップは看護の精神「博愛」「責任」「清潔」を象徴しています。