2年生の保健指導の採点をしていました。
最後の問題は、自分で問題を作り、それに回答してください。
配点は、問題5点・回答5点です。
学生時代の試験で、山を張って一生懸命に勉強してきたことが出題されなかったことが
何度かある。そのときのショックは大きかった。
そんな時、苦し紛れに答案用紙の裏一面に、覚えてきたことを書いて提出していた。
その行為に対する先生の反応は様々でした。
「必要なこと以外は書かない。」と怒られたこともある。
「頑張っていたんだなぁ」と、勉強してきたことをほめてくれた先生もいた。
下駄をはかせてくれた先生もいる!!
無視する先生もいらした。
今振り返ると、私は何度も試験で危ない橋をわたったのですねー。
まあ、再試験料を払いたくないという必死の思いからです。
そうなら勉強すればいいのですが・・・
大変自分勝手な学生でしたから(今も変わらないかも・・・)、
下駄をはかせてくれた教科のモチベーションは高くなりました。<笑>
そんな経験から、学生自身で問題を作りそれに回答するという問いを作っています。
今回、驚いたことに半数以上の学生さんが、同じ回答をしてきました。
<問題>
歯科医院での保健指導中、患者さんが答えられない質問をしてきたとき
あなたはどう対応しますか?
<答え>
①黙らない・慌てない・焦らない・即答できないことを隠さない
②落ち着いて「少しお持ちください」と言って、先輩衛生士か歯科医師に聞いて答える。
または、代わって答えてもらう。
③緊急を要しないものは、「では、それについては次回詳しくお話ししますね。」と
伝え自分で勉強し、患者さんに渡すパンフレットなどを用意して、次回の課題にする。
SOAPのP<教育プランに入れる>
④例:患者「洗口剤・デンタルリンス・水歯磨き・含嗽剤の違いって何ですか?
私は何をどう使えばいいでしょうか? 」
DH「その気持ちよくわかります。
最近、ドラッグストアーに並んだ商品を見ると私たちも混乱しそうです。
では、次回お話ししますね。○○さんにあったものを選んでおきます。」
これらはもちろん、教科書にはないことですよね。
実は授業中、私が臨床で失敗した話を紹介したものでした。
不勉強な私が困ったときの苦肉の策!<苦笑>
学生は、こんなことはよく覚えているんですねぇー