コーヒーショップのカウンタでこんな会話を聞きました。
「確かに腕はいいと思うのですが、もう、A歯科医院には行かない。」
「なんで?」
「先生が、働いている人を怒るんだよ。」
「○○さんが怒られたんんじゃないんよね。」
「そりゃー、従業員が悪いこともあるだろう。
しかし、聞かされる方はたまらんのだよ。」
「たまらんよね」
「できの悪い女の子が口を触っているのかと思うと、不安だろ。」
「そりゃーそうやね」
「僕は、怒っている先生の人柄も気に入らんのだ。叱ると、怒るは違うんだよ。」
「同じゃないん?」
「違う。
怒るは、相手に腹を立て、自分の気がすまないからすること。
叱るは、相手をよくするために、注意すること。」
「へー、じゃ、怒るは怒っている人のうっぷん晴らしで、私のため。
叱るは、あなたのためってことかぁ。」
そう言えば、我が家の娘も、友達から紹介された美容院が気にいっていたのですが、
同じ理由で行くのをやめました。
そのことを友だちに話すと、美容院の怒った当人は腕に自信がありますから、
「スタッフのできが悪いからお客さんが来なくなる」
「お客さんは、勝手だからすぐ気が変わる」と、
これまた、怒っているのだそうです。
娘の友達は,美容院の先生に真相をを教えてあげたいが、
あの人はきっとわかってくれないだろうと言っていたそうです。
逆切れされるかもとも・・・
なんか、歯科医院とよく似たお話しです。
また、NHKの朝ドラ「純と愛」に登場する、父親の善行を思い出します。
私も歯科医院でよく失敗してお小言を頂いていましたが、
怒ると叱るがまじってた感じがしますね。
怒っていたのは、医院長ではなく、年下の先輩・・・でした。<トホホ>
人前で人を怒るのは、避けたいものですね。
怒られる人、それを見る人、どちらも気分が悪い。
怒っても問題解決になるより、どうも、問題が増えることの方が多いですね。
気付かぬは本人だけ。
腹が立って怒る人の気分の悪さは、解消するのでしょうかー?
人のためなら、影で静かに注意する方が得策ですね。
それが自分のためにもなっている・・・・・・
気の短い私、気をつけたいと思います。
さて、歯科保健指導には、<楽しい保健指導>と<楽しくない保健指導>がある。
学生さんに、自分自身が受けている授業を思い出し、
楽しい&楽しくない理由を、それぞれ考えてもらいました。
ちょっと、自分勝手というか、我儘というかそんなことえもありました。
授業が<楽しくない>理由第一位に、怒られるというのがありました。
当然、怒られても仕方がないという理由もありますし、
教える側からすれば、「じゃー怒られないようにしなさいよ」と怒・・・
おっと、いけない・・・
学生の皆さん、臨地実習では、やさしい人であって下さいね。