平成29年11月6日(月)
三木町愛育会の集まりにお招きいただき、まんでがんふれあいホームに行ってきました。
7組の親子さんが参加していました。
やってきた子どもさんは自由におもちゃで遊びます。
時間になると、おもちゃを片付けそろってご挨拶。
一人一人、歌に合わせた名前紹介があり、歌いながらの手遊び。
絵本の読み聞かせ。
歩ける子どもさんたちは、スタッフの方とお散歩に行きます。
会場のお母さんたちは、口腔育成のお勉強です。
こじんまりした集まりですから、それぞれの困りごとを伺い、それに答える形で
お話をすすめました。
誰もが頭を悩ませているのが、磨かせてくれないこと。
どうすればいいかは、それぞれ、原因を考え工夫してやってみる。
そして、結果はどうなったか・・・・次はどうするか・・・
A⇒P(計画)⇒D(実施)⇒C(評価)⇒A(改善)⇒・・・
PDCAサイクルです。
PDCAサイクルって、地域保健事業で活用される特別なものではなく、
人間ってこの「思考」を使って物事をうまくすすめようとしています。
ただ、こうしようと計画を立てても、子どもの気持ちも含め、
同じ状況はありません。
例えば、あるお母さんが「歌を歌うとうまくいきました。」と体験を紹介してくれました。
それでうまくいくお子さんもいれば、のらない子もいる。
歌も、お好みのものは様々。
歯磨きはお子さんの様子を見ながら、これでいいなとか、
いやー、今日はお風呂で楽しく遊んでいるからここでちょっと磨いてみようとか、
しまじろうでいこうかとか・・・
計画にとらわれすぎず、状況判断して工夫することが大事でしょうね。
観察と直観・判断と実施が、同時に進んでいる感じでしょうか。
お母さんのお買い物も、ママ友との会話も、
大まかにはPDCAサイクルで、現場は観察と直観・判断と実施が、同時進行。
踊る大捜査線の、青島君(織田裕二)状態ですから。
そう、子どもの行動は想定外!!
そうれから、理不尽な押さえ付き磨きをチェックするのは歯科衛生士の役目。
上唇小帯にあたっていないか、磨く力はどうか、呼吸が苦しくないかなど。
歯磨きに続き、お顔や口の筋肉をほぐすと、
笑いやすい、食べやすい、しゃべりやすいという体験をお母さんにしていただきました。
町村純子先生の身体調和支援でいつもしてくださる、片側だけマッサージして、
左右差を感じる体験。
体験してガッテン!
片顎だけ歯磨きして、舌触りで歯垢を感じて、磨けた状態をガッテンしていただくのと
同じこと。身体感覚の体験は、記憶に残りますから。
お母さんの中に、子育て中の歯科衛生士さんがいました。
口腔機能向上のお話が、興味深かったと言って下さりうれしかったです。
子育てが終わったらぜひ現場復帰してくださいね。
子育ての経験が、歯科衛生士の保健指導というか支援の力になっています。
コミュニケーション力は、驚くほどついています。
だって、言葉のない赤ちゃんと対話できるんですから、すごいことです!!