今年、いくつかの番組で紹介され話題となった<ユマニチュード>は、
- イヴ・ジネスト&ロゼット・マレスコッティーによってつくり出された、知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションにもとづいたケアの技法。
- 「人とは何か」「ケアする人とは何か」を問う哲学と、それにもとづく150を超える実践技術から成り立っている。
- 認知症に方や高齢者のみならず、ケアを必要とするすべての人に使える、たいへん汎用性の高いもの。
これは、1、見る 2、話す 3、触れる 4、立つ
4つの技術からなるケアメソッド。
詳しくは、NHK ONLINE
クローズアップ現代 2014年2月5日(水)放送の
「見つめて 触れて 語りかけて ~認知症ケア“ユマニチュード”~」
を、開いて下さい。
これらの本は、ユマニチュードの入門書としては大変読みやすかったです。
新しいというより、これまで多くのやさしいケアワーカさんたちが
実践してたことだと思います。
私が出あった訪問口腔ケアに関わる歯科衛生士は、1、見る 2、話す 3、触れる
に加えて、当事者さんをベッドから起こして 4、座る と、しておりました。
口腔ケアで訪れる特養のスタッフさん(確か介護福祉士さんではありません)は、
「ユマニチュード」という言葉を知らなくても、自然に実践していました。
彼女は、私に多くの事を教えてくれました。
そして、口腔ケアの達人でもあります。
これに言葉が与えられると、他の人にもやさしさという技術が伝授できる。
しかし、言葉以前の 身体感覚(コモンセンス)
<言い換えれば、こころからのやさしさ>がなければ
単なる、マニュアルの実践になってしまいかねません。
やさしさのマクドナルド化ですね。
ところで、ユマニチュードロボットって、できるんですかねー!
それが可能なら、単なる技術ってことだろうなー。
できないとしたら、人間とは何かという意味が浮き彫りになりそうですね。
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