多度津にあるグループホームの玄関に、詩が額に入れかけられています。
12月14日、岡山県歯科医師会で、<認知症の人の口腔ケア>について
講演をする予定です。
これは、<人間の口腔ケア>というくらい、広い内容の意味があり
どんなお話しをしようかと、まだ悩んでいます。
口腔ケア自体は、認知症があってもなくても、実施することは変わりません。
それは、障害があってもなくても、歯科治療の内容は変わらないということと同じ。
ただ、関わりは難しい場合があります。<もちろん、スムーズなことも多い>
特に認知の方で関わりが難しい方は、生きた時代、生活、家族背景が大きく影響し、
また自身の他疾患が重なっていることなどの原因があります。
しかし、認知症の方の関わりが難しいと感じるのは、普段は患者さんが私たちに自分を合わせてくれているだけかもしれません。
そんな自身の反省を踏まえて、これまでの経験をお話ししたいと考えています。
それから、歯科衛生士だけでなく他職種の学生さんの実習に関わり、
皆さんが大変上手く関わっている様子や、ちょっとしたアドヴァイスで
うまく口腔ケア出来た例も紹介できるといいかもしれません。
いつものお話ですが、<あせらない・あきらめない・観察する>に尽きるかな・・・・
ナイチンゲールの『看護覚え書』は参考になります。