『骨の学校・ぼくらの骨格標本の作り方』

犬の散歩をしていたら、夏休みにおばあちゃんの家に泊まりに来ていた男の子に出会いました。
中学2年生で、ため池に向かって石を投げていました。
声をかけると、夏休みの自由研究に悩んでいるそう。
「何も思いつけへんねん・・・・」
「そりゃ、困ったね」

夏休みの自由研究は悩みの種だが、私は大好きだった。
そういう話を聞くと、燃え上がる。
「2~3日でできるんがええねん」決まっているのは、期間だけ。
そや、さっき見つけた お宝でいける「ととのいました!」

動物の骨

草むらにあった動物の骨

「これが何の動物か調べるというのはどう?」
「きしょいし、きたないやん」
「大丈夫、大丈夫、入歯洗浄剤に浸けるときれいになるから」
「ポリグリップ?」
「それは、入れ歯安定剤でだから、ポリデントっていうぶんよ」

そして『骨の学校』と言う本も紹介してあげた。

動物の骨

『動物の骨・ぼくらの骨格標本の作り方』

盛口 満+安田 守 著  木魂社

ポリデントを使う方法は、この本に紹介されている。
洗浄剤の、たんぱく質分解酵素が骨についた肉とかをきれいにするらしい。
私はやったことがないから、ちょっと無責任発言だったかな?!

さて、彼はどうしたのでしょうか・・・
しばし考えて、入れ物を取りに帰ったのです。
翌日、その骨はなくなっていました。

『骨の学校』には、『骨の学校2』『骨の学校3』がある。
とてもワクワクする本でした。

ところで、イノシシで骨の標本を作った歯科衛生士がいる。

イノシシの骨

イノシシの骨

 徳島の歯科衛生士学校の船奥先生です。
お見事!!
美しい!なんと言っても、歯が感動的!
歯科衛生士の教材として、使えますね。子どもたちに見せると、興味示すだろうな。
そう、この標本1つあれば、岡山大学の岡崎先生なら1日しゃべってくれますね。

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