2月11日(日)9:30~12:30 善通寺のゴールドピアで、
『口腔の成育をはかる』第5回の読書会をしました。
参加者は、歯科衛生士4名
母の体調と、私の仕事の都合で、12月・1月とお休みさせて頂いたので
久々の勉強会でした。
テキストは、第1章を読み終えました。
今日は、指しゃぶりについて話し合いました。
補足として、医歯薬出版の
『最新歯科衛生士教本 歯科予防処置・歯科保健指導』P260
指しゃぶりの経過観察や継続的指導管理の例を紹介しました。
<経過観察症例>
年齢:4歳まで(3,4歳になると自然にやめる可能性がある)
頻度:寝入りばな、就寝中、退屈な時くらいで
増齢とともに、頻度は減ってきている。
指だこ:ない・あっても軽度
歯科的影響:歯列に影響なし
あっても歯槽に限局した軽度の歯列不正
★昔は、1・6歳児健診で、指しゃぶりをやめるように指導していたこともあります。
<指導を要する症例>
年齢:5歳以上(自然にやめる可能性は少ない)
頻度:減ってきている様子が見られない。
昼間もしゃぶる
指だこ:ないこともあるが、はっきりわかることが多い
歯科的影響:歯列咬合・発音・舌癖・口元に影響が出ていて、
程度もひどい
<臨床心理士に紹介>
大きな心理的要因で引き起こされている行動の一つとして指しゃぶりがみられ、
抱えている問題の本質が指しゃぶりだけの問題ではないように思われた場合
★この場合、母親自身の問題が子どもに影響している場合もあり
デリケートな対応が必要だと思います。
「臨床心理士を紹介する」という言葉だけでも、家族が混乱を招く場合があります。
臨床心理士さんについては、市町の保健師さんが情報をお持ちです。
次回の『口腔の成育をはかる』第6回の読書会は、
3月10日(日)13:00~16:00 善通寺のゴールドピア
参加費はコーヒー代500円です。
第2章 44ページから読みます。(あらかじめ一度は読んできて下さいね)