「じょうぶな子どもをつくる基本食」 幕内秀夫氏の講演会に参加した。
香川県立文書館の会場は、160席用意していた席が不足するほどの参加者であった。
この講演会は幕内氏が、未来を築く子どもたちの健康のために、そして、私たちの食文化を支える日本の農業を守るために、「学校給食の完全米飯化」を推進する運動、
「学校給食と子どもの健康を考える会」www8.ocn.ne.jp/~f-and-h/kyusyoku/
の活動の一環である。完全米飯給食の健康的意義を広く社会に問い正そうとしています。
第一回は1998年12月東京で、井上ひさし氏の特別講演と、島田彰夫氏・医師・学校栄養士・歯科医師の谷口威夫氏の講演でスタートした。
そして、思いを同じくする地方の人たちが、各地でシンポジュウムを開き、運動を進めている。
香川県では、松見歯科医師と私が中心となって、1999年4月18日県民ホールでシンポジュウムを開催した。その後もしばらく私は香川県支部のお世話役をさせて頂いていたが、健康上の理由と根性のなさで活動を中止していた。
今その会を、庵治町の大佛(おさらぎ)さんが、再スタートしようとしている。
応援します。頑張ってください。
さて、久々に幕内氏の講演を聞いて感じたのは、「給食の格差社会」ということである。
毎日、ご飯とみそ汁を中心として給食を食べ続ける子どもがいる一方、
これが教育の名のもとに食べさせている食事かと唖然とする代物がある。
「良かった、うちの子は香川で」なんて思えたのもつかの間
そうか、日本の給食はみんなひどいのか。仕方ないのかな・・・・・・
と思っていたら、なんと
このような、立派な、イエイエ、当たり前の昼ごはんを
毎日給食で食べている子どもたちも一方でいるのです。
給食費は、ほとんど同じはず。
文科省は、教科書の内容には目くじらを立てるが、
こどものいのちの素となる、食には寛容なのですね。
食育ってなによ?
新潟だって当初はこんな給食ではなかった。
それを「学校給食と子どもの健康を考える会」のメンバーが
学校現場、教育行政を動かしたのだ。
長野の、谷口威夫先生を知らない歯科衛生士はいないと思うが
『給食のちから』の著者、鈴木 公子先生は、新潟のひまわり歯科医院の院長先生なのです。
香川の歯科医療従事者も一緒に頑張って、
こどもの健口と健康と健幸のために運動して頂けると幸いです。
健康の観点か考えると歯科医師、歯科衛生士の大切な仕事だと思います。
それから講演会では、兵庫県川西市が完全米飯給食になったことを紹介していました。
立ち上がったのは、とくなが小児歯科クリニック・レオの徳永順一郎院長先生。
こちらも、小児歯科の草分けの歯医者さん!詳しくは、『月刊 小児歯科臨床H12年9月号』
ホームページの「院長・歯科衛生士からの一言(2008年11/25・2009年9/1)でご覧ください。 www.leo.or.jp/
衛生士学校学生も皆さん、このホームページは必見よ!
『「学校給食と子どもの健康を考える会」幕内秀夫氏講演会』 への3件のコメント