赤ちゃんの身体が硬いとは?!

生まれてしばらく我が家で過ごすことになった、孫の悠くん。

娘がおっぱいを飲ますところを見ていると、
肩は上がり腕もぎこちなく、しっくりこない感じが伝わってきます。
吸啜もまだ上手でないため、娘は泣きそうでした。
座り方は、授乳クッションを使って工夫をして、私と二人がかりの授乳。
もし、親子二人で生活するなら・・・大変です。

生後2週間目、町村純子先生に来ていただくことができ、身体調和支援を受けました。

身体の左右差、口、舌の硬さ、首の緊張、股関節の硬さ、把握反射の弱さなど
私にはわからない課題満載でした。
身体調和支援を一緒に学んでいる皆さんも一緒し見学。

1時間ほど体操とマッサージをして頂き、身体は変わりました。
まん丸になった!!これがまん丸ということか!!
特に首が柔らかになりました。

町村先生曰く
「皆さんまん丸まんまると言いますが、同時に反れることも大切です」
一同思わず「イナバウアー」と言ってました。

身体が整い、左右対称になった悠くんは、すやすや。

悠くんを手渡された娘は「ウワ、かやらか!!」
全く抱き心地が変わったようで、授乳クッションなしで上手に、楽に授乳しておりました。
「吸い方がすごい、すごい、上手」

しっかりおっぱいを飲むことが大事ですなどと、分かったような指導をしてきましたが、
簡単にいかない親子もいるんだと、これまでの無責任発言を反省しました。
口を動かそうと思ったら、全身が関係しているんですね。
一生勉強です。

これからは少しマシな指導ができるかもしれません。

最近の多くのお母さんが、
授乳クッションなしにおっぱいを飲ますことができないと言われるのは、
お母さんの身体の硬さとともに、赤ちゃんの首などの硬さも関係しているようです。
そのような赤ちゃんは、おっぱいが飲みにくい口になっているかもしれません。
また、抱いていないと寝ないなど、親御さんも苦労しているようです。

私が新生児を抱くのは30年ぶり。
これが、硬いか、緊張があるのか、正常かなど全くわかりません。
まして、第一子を抱くお母さんにとっては、謎と不安だらけ。
新生児訪問は、最優先課題じゃないでしょうか?

歯科衛生士が身体調和支援をできないとしても、
問題が口だけではないということを読み取り、
助産師さんや保健師さんに繋いであげることが、
専門職としての使命ではないでしょうか。

 

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