愛媛県医療専門大学 歯科衛生学科 1年生に対する
今年度の「歯科保健指導」の授業が終わった。
その評価をどうするか・・・?
授業は、保育所・幼稚園で保健指導を行うための、シナリオを作り、それにあった媒体を作成し、グループに分かれて発表するというものです。
評価と言っても、私は学生の名前をあまり覚えていない。
というか、覚えられない。<そう、名前を覚えられないという特技がある。>
したがって、授業態度ではなかなか評価できない・・・・
そこで、●各グループの発表を、他の学生全員が評価する。
●全授業での、自分の態度や取り組みを評価する。
そして、その評価を私が評価する一助にすることにした。
これまでの授業の経験からみて、各班の発表はどれも、私の予想以上によくできていた。
そして、評価だが、授業をした私も評価されるべきだと思ったので、評価用プリントに
本田の授業を評価する項目を設けた。
私に対する評価の配点を15とした。そのうちの、5点は私の良い点を述べる。
あとの10点は、私の改善すべき点を指摘するということです。
感心したのは、匿名でないのに、しっかり私の短所をズバッと書いていること。
強きに弱く、弱きに強い<バランス感覚がいい?!> 私には、できないことです。
やさしすぎる学生は、欠点を指摘できなかった。<10点もらえるのに>
どちらのタイプの学生からも教えられます。
さて、学生さんから私へのアドバイス
<単なる欠点の指摘とは思わないことにしています>は、
次のようなものでした。
・授業の要領が悪いところがある <同感>
・臨床での話を一部の人にするのではなく、みんなにし欲しかった。
<気をつけます & 次にそういうことがあれば、その時にそう言ってくださいね>
・メールでのやり取りが、スムースにいかなかった。 <ごめんなさい。とても苦手です。>
・グループで話し合っている途中に割り込んでこられると困る。
<そうですね。配慮不足でした。気をつけます。>
・グループでの作業にすると、一生懸命取り組む人と、そうでない人ができる。
<おっしゃる通りです。しかし、私はそれでもいいと思っています。
なぜなら、私自身、学生時代どちらかと言うとサボるタイプの学生でした。サボっているようでも、他の人の様子を見ることでずいぶん学んでいたと思います。ですから、一緒にいることが大切だと思っています。でも、積極的でなかったことは、自分が損をしていたのだと、後になって感じました。
ところで、働き蟻って、働いているのは1/3 以下らしいです。その働かない蟻ばかり集めると、その中から1/3 が、働きだす。一方、働いている蟻ばかり集めると、2/3 が、働かなくなるそうです。面白いね。
野球も、補欠がいないとね。きっと、今あまり活動していないような学生さんも、いざというときは思わぬ働きをしてくれるのではないでしょうか。そのようなことを、今年卒業した、穴吹医療カレッジの歯科衛生学科の学生を見ていて感じました。>
・もっと言葉を選んで発言するべき。学生の気持ちがわかっていない。
言葉がきつい。傷つきました。
<反省しています。気をつけたいと思います。
しかし、「手裏剣トーク」が、なかなかなおらない。
教師病かもしれません。できましたら、その場に出くわした人が、その時に指摘して下さると幸いです。お互いに、もう一歩踏み込んでコミュニケーションがとれたらと思います。>
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