子どものむし歯予防は食生活がすべて

子どものむし歯の予防の話で、仕上げ磨きの話より、「ごはん」を食べることに重点を置いてきました。
というのは、歯磨きより「食生活」のほうが、ずっと大切だと感じていたからです。
食生活指導は、もちろん「幕内先生」にご指導いただいた内容です。

たとえ、フッ素を使って、ジュースお菓子を食べながら、虫歯予防できたとしても、
副作用(食生活の乱れという)が大きいのです。
肥満や糖尿病予備軍的な体になったら意味ありません!!

そのような趣旨の内容で、デンタルハイジーンに連載しました。
「目を凝らして情報を読む」2002年4月~2003年3月

多くの歯科医師の先生からおしかりのファックスを頂きました。
家に帰ると毎日、ファックスの用紙が着物の反物を広げたように、
長々と伸びていました。
医歯薬出版にも抗議が殺到したようで、心配した編集の方から連絡がありました。

あれから15年、同志のような本が出版されました。感激です!!


『子どものむし歯予防は食生活がすべて 4人の子どもに歯を磨かせなかった歯科医の話』
(黒沢誠人・幕内秀夫著)風濤社 1400円

第1章 4人の子どもに歯を磨かせなかった歯科医の話
第2章 子どものむし歯予防は食生活がすべて
第3章 実践に役立つQ&A

<帯には、西田亙先生の推薦文
現在、小学生の実に2割近くが糖尿病予備軍と言われていますが、その背景には、運動不足と不健康な食生活があります。本書のテーマは、虫歯予防ですが、「なにをどう食べるか」は、糖尿病から身を守る智慧にもつながります。
伝統食から工業製品となった食生活が、いかにこの国を蝕み、将来に暗い影を落としているか。歯科関係者はもちろん、日本人全員が読むべき内容です。本書は間違いなく、これから先、何十年と読み継がれていくことでしょう。

 

特に香川県は深刻です!!

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