特別養護老人ホーム<あかね>での口腔ケアに、
歯科衛生士さんが見学にいらしゃいました。
私の後輩で、卒業後、高松の金沢歯科医院(大変尊敬していた先生です)に勤務し、
その後沖縄のおさむファミリー歯科クリニックで、島袋郁子先生に出会い
様々な勉強を続けてきたそうです。
いい先生に巡り合えて、幸せな歯科衛生士人生だと語ってくださいました。
本当に患者さんのことを思い、こころ砕き、仕事を続けてきたお話に脱帽でした。
「私の訪問を見ても、特に変わったことをしているわけではないよ。
当たり前に、ふつーだよ!!」
それでも、後輩歯科衛生士さんが褒めてくれたのは、
スタッフの皆さんとのコミュニケーションがよいということでした。
特に気にすることもありませんでしたが、そうかも!!
この日は、ケア中に、
介護士さんが「ねー、新しく入所された○○さんの口、ちょっと見て」
本田「いいですよー」「あー、歯と歯茎の境目の歯磨きのお手伝いが必要かな?!」
介護士さん「ここね、○○さん、歯磨きがすんだら仕上げ磨きさせてな。」
本田「それで行けると思うよ。来週も見ておくね。」
介護士さん「お礼にコーヒー立てるね!」
本田「毎度、ありがとうございます。」
長年通っているということもありますが、スタッフの皆さんとは普通にしゃべっています。
その時に、私がいないときの利用者さんの様子なども教えてくれます。
家族がいらしたこと、ちょっとした体調の変化、食事の様子などです。
口腔ケアに直接関係ないようでも、違うんですよね。
私は仕事で、口腔ケアのアドバイスをしますが、
介護士さんからは、介護の技を伝授してもらいます。
このような日常が、コミュニケーションの良さだと言ってくれたのでしょう。
元気で頑張ってるスタッフさんと一緒に仕事をすると、楽しくなります。
そんな施設は、利用者さんの口腔も健康です。
肺炎になる方がいないのよー!!
コーヒーで、乾杯。