五味太郎さんの絵本の魅力は、五味カラ―とデザイン。
パッと見ただけで、アッ、五味さんだと思わず手にします。
我が家の子どもたちも、大好きでした。
それから、固定概念を壊してくれる快感がくせになる。
物事を、裏から見るというか、前屈して股の間から見るっていうか…
とにかく一般的・権威的おとなの考えを、脛の裏をポンと蹴られ、
ガクンと力が抜けて、みんな笑っちゃうような世界を拓いてくれます。
ガラガラポンしてくれるんですね。五味ワールドにダイブ!!
私は、頭が煮詰まったときには、今でもときどき読んで元気をもらいます。
特に、歯科衛生士としてお世話になった4冊を、でっかくなったリリちゃんとご紹介します。
『わにさんどきっ はいしゃさんどっき』
これは、歯科医院の待合室でもときどき見かけますね。
むかしむかし、長野県の神谷誠先生が、この歌に曲をつけて仕上げ磨きをしていると
教えてくれました。この絵本が好きな子なら、結構な時間頑張れる!!
先生、どんな曲ですか?って聞くと、エッー?(゜-゜)、適当!!
なるほど、それなら誰でも歌えますねー。名案。
『みんなうんち』
これは、みんな大好き。
小学校の歯科保健指導の、落語でいう<まくら>として読んでいました。
住田実先生の、<第一のスクリーン>。
本を暗記している子も結構います。
読んだ後、子どもに質問します。
「目に見えないほど小さな 小さなばい菌も、うんちするかな?すると思う人?」
ほとんどの子どもが、(^O^)/」
後はご想像通り、ミュウタンス菌のうんちのお話に続き、歯垢へと展開」
「じょうぶな頭とかしこい体になるために」
大人の言うことは素直にきいて、決められたことはきちんと守り、出された問題にはうまく答え、与えられた仕事はだまってやる。決してさぼったり、ごまかしたりはしない。それが「かしこい頭とじょうぶな体」のよい子です。
言われたことの意味をたしかめ、決められたことの内容を考え、必要があれば問題をとき、自分のために楽しい仕事をさがし出し、やるときはやるし、さぼりたいときはすぐさぼる。これが「じょうぶな頭とかしこい体」を持った、これもまたよい子です。
この本は、頭がもっとじょうぶになるための、体がもっとかしこくなるためのトレーニングです。(「はじめに」より)
これは、訪問口腔ケアを始めたとき、患者さんの観方を大いに助けてくれました。
また、PTAの講演会のタイトルに、何度も使わせていただきました。
「おとな は・が・の もんだい」
こちらは、学校に行きたくないという息子が、元気なく家ですごしているときに、
読むと元気になる本でした。言い換えれば、<読む薬>。
そんな息子は30歳過ぎのおっさんになっています。
脱サラして、百姓を始めました。
農業ではなく、あくまで百姓にこだわっています。
「おとな は・が・の もんだい」を地で行く大人に育ってます。お見事!!
さて、ここまでは,長い前置き。
なんと、この五味さんに、歯科医院を設計してもらった、歯科医院があるのです。
岡崎先生に紹介していただき、
町村先生、村口さん、和気さんと一緒に行ってきました。
(ここで、町村先生の身体調和に立ち会ったのですが、それは次に)
岡山県岡山市北区田益1296-1
かなお矯正・小児歯科クリニック
この写真では良さが伝わりませんので、どうぞ、ホークページをご覧ください。
かなお 矯正・小児歯科クリニック
http://hahahahaha.jp/ (ははははは.jp)
感動的でした。
一番感動したのは、岡山医療センターまで70mの場所です。
何を大切にしているのか、伝わってきますね。