も少しで定年を迎える歯科衛生士として、これから何をするべきだろうかと
考えてきました。
気になるのは、次の世代の子どもたちのことです。
若いころ、苦労はしただろうが、体はしっかり鍛えられていただろう
現在の高齢者の皆さんを見れば見るほど、今生まれている赤ちゃんの
老後が心配になるのです。
そこで、歯科からは何ができるのか。
歯科衛生士として口腔育成について考えると、母乳にまで話が
遡らざるをえません。口腔ケアの観点から母乳について考えると、
つまり赤ちゃん歯科としての母乳育児を考えるということです。
歯科衛生士の読書会で、摂食嚥下、口腔育成について
金子芳洋先生、向井美恵先生、佐々木洋先生の本を中心に勉強してきました。
しかし、母乳育児支援については、昔の知識では間に合わない時代です。
母乳育児支援の必要を感じても、30過ぎたわが子が赤ちゃんだったころの
知識しかありません。当時こんな本を読んでいました。
母乳について今のお母さんがどのような知識を持っているのか、
また、助産師さんや保健師さんはどのような指導をしているのか、
そこを知るためにどのような本を読めばいいのか、
一緒に仕事をしている助産師さんに教えていただきました。
『母乳育児支援スタンダード第2版』 医学書院 4,400円
NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会編集
『よくわかる母乳育児改訂第2版』水野克己著 へるす出版 3,200円
エビデンスに則って書かれていますので、専門職として保健指導を
する際には、一読しておくと安心です。
お母さんの疑問は、網羅されていますので、わからないことがあれば
調べるのに便利です。
勿論、乳児相談でおっぱいのお話は、助産師さんや保健師さんが中心です。
チームで働くって、本当に勉強になります。
何より楽しいです!!