ちば日報のウエブ<ちばとぴあ>で、栄養士さんが担当している
現代食事考のイラストが気に入っています。
12月の【受験生の食事】は、国家試験まで1カ月を切った学生さんの
参考になると思いますのでご紹介します。
よくかめば集中力アップ
腹八分目に抑え体調管理を
(1)朝方の生活に切り替えましょう。
試験は午前中から勝負。
今まで夜遅くまで勉強していた人は、体内時計をリセットする必要があります。
試験本番の、遅くても2週間前から、早寝、早起きし、朝日を浴びます。
そして朝ご飯をしっかり食べることが体のリズムを整えるために大変重要です。
勉強は朝の時間を有効に活用しましょう。
(2)食事は主食、主菜、副菜、そして温かい汁物もそろえて
バランスのよい食事を心がけましょう。
脳の主要な栄養源はグルコース(ブドウ糖)です。
脳の重量は体重の約2%程度ですが、脳が働くと全体の20%のエネルギーを消費するといわれています。
脳が活動するためにはご飯などの主食を食べることが重要です。
そして、せっかくのエネルギーもビタミンB群がなければ体の中に取り込むことができません。 豚肉、サバ、卵や納豆など、おかずをしっかり食べる必要があります。
(3)食事は1日3回、規則正しく取るようにしましょう。
どうしても夜食を取りたいときは、気分転換のため、ホットミルク程度とし、早めに就寝できるように心がけましょう。
(4)よくかんで食べるようにしましょう。
よくかむと、こめかみが動き頭の血流が良くなります。
また、精神を落ち着かせ、集中力が増してきます。食事中は家族との対話を楽しみながら、よくかんで食べ、気分転換する時間としましょう。
(5)食べ過ぎに注意しましょう。
腹八分目に抑え、食後にすぐ勉強に集中できるようにしましょう。
体調管理を十分にして、試験当日はベストコンディションで試験に臨みましょう。
(公社)千葉県栄養士会会員 細谷裕子