「言葉」とイメージ

仕事の移動中、車のメーターの数字に目が行ったら、なんと88888。
ラッキーな気分になりました。
何の得もないのですが、人間って面白いですよね。

反対に、4 とか 13 が嫌われ、ホテルや病院では避けられていました。
人間は、自分で作った文字に振り回されているんですね。
数字だけでなく「言葉」も同じですね。

「高齢者」「患者さん」「障害者」「専門家」「高齢者」・・・
目の前の人を、こんなレッテルで見てしまうと、
勝手なイメージを貼り付け、
何かを大切なことを見失ってしまうかもしれませんね。

88888
さて、毎週通っている施設の利用者さんに、宮古島出身のMさんがいます。出あったときは、歯垢の量が半端ではなく、
歯ブラシの毛先が歯肉にちょっと当たっても出血し、
スケーリングを繰り返しても、ちっとも改善しない困った方でした。
Mさんとのお付き合いも4年目になります。

口腔ケア中、いろんな話題が飛び出します。
私「Mさん、宮古島から高松にお嫁に来たん?」

M「大阪からやー」

私「宮古島から、大阪に行って、それから高松に来たん?」

M「そうやー」

私「大阪で旦那さんに出会ったん?」

M「そうやー」

私「職場結婚?」

M「違うよー」

私「じゃー、旦那さんとはどうして知り合ったん?」

M「文通やー」

Mさんは、文通で知り合ったご主人と、大阪の交番の近くで待ち合わせてご対面し、
親の反対を押し切って結婚したそうです。
そして、二人の子どもに恵まれ、大阪での仕事を終え、お主人の実家のある高松へ帰って来たということです。

ご主人に先立たれ、Mさんは若くして脳梗塞に・・・そして施設への入所となった。
これは施設の方から伺っていましたが、結婚のいきさつを伺って、
私のイメージしていたMさんとは全く違ったMさんの姿が浮かび上がってきました。
まー、これも言葉ですが。

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