穴吹医療カレッジ 歯科衛生学科3年生の、卒業研究発表会 に招かれた。
最近は、このようなものがあるのですね。 知らなかった。
2年生教育と、3年生教育の違いを、まざまざと見せつけられた、
というか、歯科衛生士も進化しているな~と嬉しくなった。
今日はそんな驚きを紹介。
まず、会場に入ると、仕切っているのは、すべて3年生である。
1,2年生も、素直に指示に従い静かに席に着く。
司会進行が二人。 そして挨拶。
その挨拶が、学会の座長のように流暢で、立派!!
あいさつ苦手の私は、何かの座長になった時は、
相談しようと思いました。きっと助けてくれる。
配られた抄録も、形式は一人前。
全員が、個性豊かなパワーポイントを使って発表していく。
時間が超過すると、座長が チーン と 鳴らす。(本格的)
もちろん、内容は幼いが、
それぞれの学生が、自分自身の興味から調べたり実験した結果を
自分なりにまとめているので、活き活きと発表する。
教員たちはその様子を後ろで満足げに見ている。
「 あー、手をかけて指導したんやね御苦労さま」 というと
「何もしてないんよ。みんなあの子たちがやったんよ。」
「うそー」
「ほんと、ほんと、だから誤字もあるし、思い込みの発表もあるよ。
おかしいところは、指導しあげて。」
「へー、夏休みの自由研究を全部子どもに任せた見たいやね。」
では、 「シーラントについて・・・・・・・・・・」と言うと
学生は、「ご指摘ありがとうございます。それについては・・・・・・・」
1年前なら、「エーウソー、ネットで見たのにー」 と、ふくれっ面をしていたのに、
成長したね。
さらに感心したのは、3年生の発表に対して、質問、疑問を浴びせる2年生。
それをあっけにとられて見ているのが、1年生。
1年生諸君、心配ない、大丈夫です!
あの、3年生も、2年生も、皆さんと全く変わらなかったのですから。
最高に感動したのは、3年生のチームワーク & 優しさ
友達の誤字を見つけると 「昨日、1日で作ったからごめん」 と言いい
2年生の質問にたじろぐ友達には、自然に助け船を出す。
この自然な優しさが身につかなければ、立派な研究も力を発揮しないはず。
この優しさは、もともとは学生の中にあったのでしょうが、
それを引き出し育てたのは、教員であり、臨床実習先の皆さんや、患者さんでしょう。
全発表が終わると、司会者は2年生に感想を求める。
それに応える感想が、これまた立派。原稿でもあるのかと思える。
終わったー! と 気を抜いた瞬間、
「では最後に本田先生のご講評を頂きたいと存じます。」
ウッソォー 立派な学生の感想のようにはしゃべれない・・・参ったな・・・
先に言っておきなさいよ。
そうじゃないと、恥かくでしょうが・・・優しくないと怒りつつ
勉強するって楽しいでしょう。
卒業したら、一緒に勉強しょうね。
って言うか、ほっておいたら、その頭すぐ錆びつくよ。
(それは先日、私の指導教官から言われた言葉)
ところで、香川県歯科医療専門学校の卒業生が、
なんと、東京医科歯科大学歯学部口腔保健学科の3年生に編入し、
見事、卒業され香川県の歯科医院で働き始めたのです。
卒業研究は、「口腔癌」に関するものらしいです・・・本格的な研究、素晴らしい!
それぞれの歯科衛生士が、
自分らしい歯科衛生士の花を咲かせてくれるといいですね。
No 1 にならなくてもいい ♪ ~
もともと特別な Only1 ♪ ~
Only1 の歯科衛生士になってね。
でも、Only1 って実は No 1 なのよ!
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