第1章 データが語る、かかりつけ歯科医をもつ人の特性
第2章 かかりつけ歯科医は何をもたらすのか
第3章 かかりつけ歯科医をもつ17人の体験談
第4章 よいかかりつけ歯科医と出会うために
第5章 口腔ケアのあり方で日本人の未来は変わる—座談会
(社)東京都港区芝歯科医師会・芝エビ研究会所属歯科医からのメッセージ
第6章 予防歯科の専門家である歯科衛生士—その役割と課題とは
かかりつけ歯科医とプライマリ・ケア
医師からのメッセージ—寄稿 帝京大学ちば総合医療センター地域医療学・井上和男
歯科衛生士概論の授業では、学生の皆さんに「かかりつけ歯科衛生士」を目指せ!
優秀なかかりつけ歯科衛生士は、口腔疾患だけではなく、生活習慣病を予防する。
歯科衛生士は口腔衛生を通して、人々の健康で幸せな人生を支援する仕事である。
なんと素晴らしい仕事だろうか!!と申しております。
また、本田のいつもののたわごとか、耳にたこができる!と
文句を言いたい学生さんも多いと思います。
しかし、これは本田のたわごとなどではなく、エビデンスがある話しののです。
まあ、私はエビデンスを気にせずしゃべっておりましたが<笑>
この、『なぜ、「かかりつけ歯科医」のいる人は長寿なのか?』は、
「かかりつけ歯科医をもつ」人ほど寿命が延びるとともに、要介護にもなりにくいということを、1.3万人の追跡調査によって明らかにした記録であります。
「かかりつけ歯科医をもつ」ことと、健康長寿の直接的な関係は明らかではありませんが、信頼できる歯科医院で受ける、PMTC TBI 食生活など生活全般の保健指導により、
<健口⇔健康⇔健幸>の好循環が生まれ、健康寿命の延伸に繋がるのでしょう。
このほとんどを担うのが、私たち歯科衛生士です。よい歯科衛生士と出会えるかどうかが、人々の寿命を決定すると言って過言でなないと思います。
歯科衛生士って、自分自身が一番お得ですね。
この本の研究は「芝エビ研究会」の研究活動の成果だと著者の星さんは述べています。
「芝エビ研究会」とは、東京都港区の芝地域で開業、または病院に勤務している歯科医師の団体である社団法人東京都港区芝歯科医師会から世界にエビ デンス(科学的根拠)を世界に発信しようという趣旨で開始された研究会だそうです。
いいネーミングですよね。