訪問口腔ケア・コミュニケーションのヒント(3)

勉強会で出た話題です。

認知症と耳垢と、<噛む>との関係に話題が広がりました。

本田「介護現場で出会う歯垢は、桁がずれのものがあるよね。
   これが、単なる歯垢ではなく、マテリアアルバ(白質)ってやつ。」

DH「マテリアアルバ、あったねー。教科書に。」

本田「時間をかけて成熟?熟成?・・・て感じ。」

本田「そんな方は、耳垢も半端じゃないことがあるから、要チェックよ。
   小指の爪ぐらいの、・・・麦チョコ2個分くらいのが出てくることがあるね。」

DH「そんなんが入とったら、耳聞こえんやん」

本田「そうよ、耳垢取ったとき、補聴器の故障がなおったっていわれたよ。

DH一同 大爆笑!

DH「それ分かるわ―。うちの母がまったく、其のとおりやった。
  自分で取れなくなるんよね。それで私が取ろうとしたら、
  まだ、そんなことで娘の世話になりたくないと言うし、困るわー 」

本田「ほな、お願作戦がいいかも知れない。」

DH「何それ」

本田「お母さん、私な介護の現場に行って耳垢取らんといかんのやけど、
   うまくいかんのよ。利用者さんにもっと練習して出直してこいって怒られた。
   お母さん、練習させてくれんかな?
   こんなん頼めるのお母さんしかおらんのよ。
   歯磨きなら自分の口で練習できるけど、自分の耳は見えんから・・・これどう?」

DH「いけるかもしれん。やってみる!」

DH「歯磨きなら自分の口で練習できるけどと言うのは、黙っといた方がいいかも。
   今後、歯磨きをしてあげないときがきたら、その手が使えないよ。」

DH&本田「なるほどねー」雪だるま

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