弟子:昨日の朝、愛犬ロンちゃんの散歩に行こうと思って、
犬小屋に行くと、なんと、ロンちゃんが出てこないんですよ。
毛布にくるまって寝ているけど、気配で出てきます。
私が寝坊すると、ワンワンとおこすので・・・
毛布の中で、死んでいるのではないかと 恐る恐る毛布をめくると
いません。
よかったー、死んでない。
でも、どこに行ったの・・・ 今度は心配で心配で
師匠:えー、大変じゃない。それで?
弟子:ローンって呼んだら、どこからか走り寄って来て飛びついてきました。
師匠:よかったねー。
弟子:涙が出てきましたよ。
師匠:そうだろうね。
弟子:その時、これが本当に出会うということかと、しみじみ思いました。
毎朝、ロンちゃんがいるのは当たり前なのですが、
それはちっとも当たり前ではなく、すごいことなんだとね。
師匠:そうですよ。
新約聖書の中の「放蕩息子」は、そう言うことだよ。
弟子:なるほどね。そうだったんですね。
そう言う意味では、学生さんや、患者さんとも、
そして家族とも自分自身とも、本当に出会っていないなーと反省です。