2002年3月30日の新聞に、食後のつまようじのマナーについて
記事が掲載されていた。
食後にシーシーと使うのは、中高年のおっさんたち。
それを若い女性に皆さんは、不快に感じ鳥肌が立つとまで言っている。
それに対してお作法の先生は、人目につかないところで使いましょうとたしなめている。
まぁーそれが常識でしょう。
そんなことにこ興味があったわけではないが、この記事をとっておいた。
日本最大のつまようじ生産地、大阪府河内長野市にある<つまようじ資料室>が紹介されていました。古今東西50ヶ国以上のつまようじなど約500点の資料が展示されているそうです。
いつか行ってみたいと思っていたら・・・・
先日、河内長野市から仕事の依頼があり、行ってきました。
つまようじって、奥が深いねー。
稲葉 修 著『楊枝から世界が見える』冬青社 1800円
この本を読むと、歯科衛生士ンのルーツを感じました。
ようじは人間最古の道具かもしれないそうです。
デンタル人ではなく、ネアンデルタール人。
チンパンジーも、藁でようじを作る姿が目撃されているから、そうかもね。
資料室の展示品
1、黒文字ようじ製造工程の写真・道具
2、卯木ようじ製造工程の写真
3、白樺ようじの製造工程の写真・機械
4、大正時代にアメリカより輸入した製造機械
5、世界50ヵ国以上の過去・現在のつまようじ
6、広栄社の過去・現在の輸出商品
7、楊枝の原型である歯木
8、その歯木から抽出した成分を含んだ練歯磨き
9、世界のめずらしいつまようじ
10、現在国内で生産されているつまようじ
11、広栄社の国内向け製品
12、国内の過去・現在のめずらしいつまようじと容器
13、黒文字の細工ようじ(雨城ようじ)
14、浮世絵 房楊枝を使う吉原美人(国貞作)等
15、つまようじの歴史 パネル展示
訪米で歯の掃除に使っているのは、
平たい<ツゥースピック> や 三角の<デンタルピック>。
日本の食卓でおなじみの丸い爪楊枝は、本来料理を突き刺すカクテルピックと言うもの。
これでは、食物残渣が十分取れないだけでなく、歯間乳頭を傷つける可能性もある……
歯科衛生士のような指導をして頂きました。
(株)広栄社内 つまようじ資料室
〒586-0037 大阪府河内長野市上原町885
http://www.cleardent.co.jp
是非一度足をお運びください。
展示室の文献がこれまたすごいので、ゆっくり再訪問したいと思っています。