大手日用品メーカーの間で、歯磨き粉や口内洗浄液など口腔ケア製品市場のシェア獲得をめぐる競争が激しさを増している。
米コルゲート・パルモリーブは昨年、歯磨き粉ブランド「コルゲート・センシティブ(Colgate Sensitive)」から機能を強化した新製品「コルゲート・センシティブ・プロ・リリーフ(Colgate Sensitive Pro-Relief )」と口内洗浄液のブランド「プラックス(Plax)」から2種類の新商品を発売した。口内洗浄液で米系ジョンソン&ジョンソン(J&J)、歯磨き粉で英 系グラクソ・スミスクライン(GSK)に対抗するのが狙いだ。コルゲート・センシティブは冷たいものや熱いものを食べたり飲んだりすると歯がしみる「知覚 過敏」の症状を和らげることを目的に開発された商品。
日用品最大手のヒンドゥスタン・ユニリーバ(HUL)も先ごろ、歯磨き粉「ペプソ デント(Pepsodent)」から知覚過敏への対応とホワイトニング機能に優れた「ペプソデント・エキスパート・プロテクション(Pepsodent Expert Protection)」を投入。また口内洗浄液の新商品を2種類発売した。
国内の口内洗浄液の市場規模は現在、15億 ルピー。年率20-25%増のペースで需要が拡大している。市場をけん引するのはJ&Jの「リステリン(Listerine)」だ。業界アナリストは知覚 過敏用歯磨き粉について、GSKとコルゲートの攻勢を理由に「もはや軽視できない事業分野となった」と指摘する。
国内の歯磨き粉市場は300億ルピー規模。このうち知覚過敏用歯磨き粉が占める割合は8%に過ぎないが、11年1月にGSKが「センソダイン(Sensodyne)」を発売して以来、売上高は1年半で倍増するなど、消費者への浸透が急速に進んでいる。 8/22/2012
10年前にインドに行った時は、ニームの木(柳科)で、
歯磨きをしている人を見かけましたが、一般の人の間にも、
近代化が進んでいるのでしょうね。