特別養護老人ホーム西春日で研修会

研修会で通されたのは、チャペル。びっくり!
この施設は、「社会福祉法人サマリア」だそうで、納得。

西春日チャペル

クリスチャンではないけど、チャペルの部屋でお話は、ちょっと緊張

口腔ケアに力を入れているのだそうです。
そのために、人体模型まで購入されていました。

吸引モデルⅡ

(株)高研の、吸引モデルⅡ

気合が入っていますね。研修会は今後、月1回のペースで、定期的に行う予定です。
勉強会って、短い時間でも、定期的に参加し続けることが大切なのだと思います。
実践しつつ、話を聞き、疑問を解決しまたそこから実践、するとまた問題にぶつかり、勉強で会話し合う・・・
この繰り返しを続けることこそ、専門家の歩み。
私たちも、見習わなければと思いました。

ちなみに「サマリア」は、聖書の‘善きサマリア人の譬え’(ルカ10・30-37)の、サマリアです。

「ある人がエルサレムからエリコへ下って行く途中、追いはぎに襲われた。追いはぎはその人の服をはぎ取り、殴りつけ、半殺しにしたまま立ち去った。ある祭司がたまたまその道を下ってきたが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。同じように、レビ人もその場所にやって来たが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。
 ところが、旅をしていたあるサマリア人は、そばに来ると、その人を見て憐れに思い、近寄って傷に油とぶどう酒を注ぎ、包帯をして、自分のロバに乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。そして、翌日になると。デナリオン銀貨二枚を取り出し、宿屋の主人に渡して言った。『この人を介抱してください。費用がもっとかかったら、帰りがけに払います。』さて、あなたはこの三人の中で、だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」律法の専門家は言った。「その人を助けた人です。」そこで、イエスは言われた。「行って、あなたも同じようにしなさい。」

 サマリア人は、ユダヤ人から差別されていたにもかかわらず、旅人を助けたのですね。ここでサマリア人は、何か理由(知り愛だとか、仕事としてなど)があって助けたのではなく、ただ「その人を見て憐れに思い」助けたようです。半死半生の旅人を見て胸が<キュン>と痛んだ、その痛みに促されて助けたのであり、その他には何の理由もなかったのです。私たちが他者をケアするのは、当然仕事としてケアをするのですが、根底にはこのような感覚があり、それに支えられているのかもしれませんね。

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